Nowhere Man 罪夢者 1-8集(ネタバレ)
黒道もの(ラブ<3)かと思って見出したらなんか予想とすごく違った...
台北にすむそれぞれの理由で社会的にハンデを負った若者←が、陰謀にはめられて死刑囚となり、10年がたったときに、一度も顔を見たことのない息子が誘拐されて脱獄を決意。しかしそこには更なる陰謀が彼らを待ち受けていて…という話なんですが
若者...わか...わ…若く見えないよ!!
物語のスタート時点で全員30代半ば~にしか見えない。無理です。無理があります。
主人公チュエン。原田泰造ととくダネリポーター岸本哲也さんを足して2で割ったような顔をしているので何をしてても、泰造がキスしてる…岸本さんに子供ができた…と思ってしまった。まあそれは他の人にも言える。むしろアジアドラマ全般だいたい誰もが日本の芸能人の誰かに似てるのでそのイメージ引きずってしまう。やくざになりつつあるんだけど、人間性的には善人で仲間思いというキャラ設定。ウィキペディア見たらデビューしたてのころ藍色夏恋にキャスティングされてたと書いてあって、え、そりゃチェン・ボーリンに変えるわな…と思ったわ。もしかしたら昔はかわいい顔してたのかもしれないけど…(懐疑的)。この人とか、王陽明とかは日本ではあんまりウケない系の顔長イケメンだよなとおもってる。日本だったら寿司職人か大工の役しか回ってこなそう。
チュエンの彼女→妻のジンファン。チュエンなんかとつきあったばっかりに非常に不幸な役回り。詳しく書かれなかったけど多分チュエンはじめその周辺の人間とは昔からの知り合いかご近所さん?優しくて芯の強い、でもやっぱりシングルマザーならではの弱さもある、役の中では一番共感できるところがあった。それにしてもチュエンといいジンファンといい台湾ドラマで役者の芸名と役名の響きが似てるのはこれはわざとなの?それともただの偶然?
チュエンのお友達シャオサン。ちゃらイケメン。将棋?がうまいのでアホっぽいのはそう見せてるだけ、みたいな感じかと思ったけど正直頭がいいところは発揮してなかったような…
母親が男をとっかえひっかえしてるところを見て育ったので女ったらしだけど、女を信用してない部分あり。
身体が最高!
大事なのでもう一度、身体が最高!
チュエンのお友達アグイ。障害のある弟思いの優しい兄貴。胸毛、胸毛、胸毛。
なんかそれ以外はよく分かんなかった。捕まらなかった人ってだけ。
クラブホステスのち組織の実力者、バイラン。ヅカオタしか知らないと思うけど、元花組・娘役、花野じゅりあさんにそっくり。
最初出てきたとき、花野じゅりあさんかと思って超驚いた。そして、彼女、25歳くらいかと思ったら、よよよよよよんじゅうにさい…
台湾のネットで防腐剤飲んだとか言われてるのが納得。
大学生→ホステス→ヤクザの親分(悪人)ワンの愛人という転落のような上昇のような人生を送りつつ心の中ではシャオサンのことがずっと好き。
最後2エピソードくらいはあなたが主役でしたよね?っていう美味しい役所ジーズ(ツェッド)。誘拐された子供なんだろうと思ってたらやっぱりそうだった。なんだか笑顔が不気味で、髪型でその時のキャラをがらっと変えて見せたのが良かったなー。後は、役者ってすごい…と思ったベッドシーン…びっくりして一時停止しちゃった。別によく見ようとした訳じゃなくw
その他には、
- 最初で死んじゃうけどその後何かとキーパーソン、先輩死刑囚タン。
- 寡黙な刑事ヤン。切れ者という設定で、実際いつも何かに気づくんだけど、気づくの遅いんだよねw
- アグイの弟フーシン
などなど
文化の違いなのか、黒道という描く世界が特殊なせいなのか、はたまた脚本が破綻してるのか、大まかな話の流れは分かるんだけど要所要所???ってなるところが多々あり。
なぜかしつこく差し挟まれる友情万歳茶番
チュエンの古いおベンツで皆でドライブしてキャフフ、刑務所でも最初は対立した受刑者と和解してキャフフ
…これはなんなの?友情って最高だよね!っていうメッセージなの?犯罪者にも社会生活はある、っていうことなの?それはそれで良いけど長すぎ。早送りしたわ。
アクションシーンが長い。とにかく長い。もう分かった…分かったから…
バイランが黒幕だと気づいて(なんで気づいたんだっけ)、悪い人しかいないレストランに乗り込んでからの、チュエンと小悪人たちの立ち回り。
…
……
長 い
そもそもアクションシーンに興味がないせいもあるけど、それにしても皆弱すぎじゃない?ねぇ?あんなに一杯いたら皆で飛びかかったらどうにかならない?
早送りしたけど、それでも長かったわ。
長い長いアクションシーンのあと、最終的に失神したチュエンを闇医者みたいなところに連れてく刑事ヤンは一体どこから現れたの?バイランに呼ばれたの?あの時逮捕しちゃえばいいんじゃね?
前触れなくガチ切れする台湾人男性
気持ちの行き違いがあると、瞬間的にぶち切れ人を、物を、殴る蹴る!
これはヤクザだからそういうキャラ設定なのか。
でも台湾ドラマ全体的に、優しそうな役なのに、大声で突然怒鳴るってあるよね。そういう反応が別に悪くないっていうカルチャーなのかな?
落ち着いてお互いが知ってることを出し合って話し合ってたら最後皆まとめて殺されることもなかったと思うよ…
台湾ドラマ、雰囲気出したいだけの場面大杉
特にウンザリしたのが、駅に爆弾が仕掛けられたっていう情報で爆弾処理班が出動する場面。あんな小芝居する必要あります?そして爆弾処理班って一人しかいないの?あんな原始的な方法で爆弾処理するの?X線とかで不審物の中身見ないの?まじ?
警察無能に描かれすぎ&法律はいずこ問題
ありとあらゆる場面で警察は下手をこき、刑事も勝手気ままに一人で行動、捜査。特に鍵のかかった捜査員の作戦室みたいなのに、銃でガラスを撃って無理やり入るところなんか、タイーホ!早くタイーホして!と思ったわ。
普通受刑者が脱獄したらその家族なんて関係先としてびったりマークされるんじゃないのかな?ジンファン普通にチュエンに会いに来てて監視網はどんだけザルやとびっくり。
それと誘拐事件でも会長のふりをした運転手をまんまとさらわれるし。警察がついてきた意味よ…
誘拐事件にしたって、色んな証拠とか詰めていけば、3人が犯人じゃないって分かるはずなのに、台湾の警察と司法はそんなに適当なんでしょうか…。
そのほかの疑問ポインツ
- 色々バックグラウンドを説明せずに、時間軸も現在と過去を行き来するのが、意図的何だろうけどいいのか悪いのか。色々伝わらなかっただけじゃないかという気も。
- 挿入歌の台語歌謡、すごく良い歌だけど、歌に説明させすぎじゃない?w
- 誘拐事件に巻き込まれる夜、全員持ってるのがポケベル。なぜポケベル…?2009年ってもうiPhoneの時代だったよね?台湾のヤクザはポケベルなの?
- なぜチュエンとシャオサンは一回放置した運転手と子供をまた連れ回したの?あれしなかったら運転手も助かった可能性ない?病院に連れてく気があるならさっさと連れて行けばいいのに…もしくは見つけた場所に放置の方がまだ良かったような。すぐ警察も来てたし。なんかここら辺は全く行動の理由が不明。無駄に警察から逃げ回って、子供を見つけた現場に戻ったあと、瀕死の運転手をボッコボコにしたのはなぜ?あの時点で運転手を殺したら自分たちの無罪が証明できないし、何より警察に包囲された状態じゃ死体を隠すこともできないし…。後々、チュエンが独白したように、パニックの末の自分でもイミフな行動てことなの?乱暴すぎない?
- ヤンはジンファンのことが好きで、二人はそういう関係だったのか?なーんとなく二人の雰囲気からただの息子の親代わりのおじさん以上な感じを受けたんだよね。船に私の息子が乗ってる、っていうのもただ単に息子的存在ってことなのか…
- タンはチュエンの父親なのか?それともタンが殺したチュエンの母親の愛人が父親なのか?はっきり言わなかったよね。
- アグイ、シャオサンと続けて殺されている間もグーグー寝てる(眠らされてる)チュエン。夢の中で、タンが起きろ!今だ!みたいなことを呼びかけるから、ここで目を覚まして華麗にツェッドをやっつけるのかと思ったら普通に殺されてたwそしてそもそも誘拐した息子を殺すつもりはツェッドになかったぽいし、なんなんあの呼びかけ。
- 小川号、怪しいと最初から思ってて刑事載せるくらいなら出航させなきゃよくない????このままでは領海を出てしまう!って、船長と連絡取れてるなら領海をグルグルまわらせとけばよくない???謎だ…
そして、息子を守って(もないけど)さわやかにあの世に旅立ったチュエン…と、思ったら…
( ゚ ▽ ゚ ;)エッ!!
まさかの、ゆ、夢落ち?!?!
目が覚めたら、ジンファンにプロポーズしたあの日の映画館!やったー、皆も生きてるぞ!人生やり直しだ!
って、おい!
まあ匂わせるところは、タンがチュエンのリアル父親で、道を踏み外させまいとして見せた夢か、それとも本当に死んだチュエンが、『こうだったらいいのにな♪』と思ってる妄想の世界か(だったら悲しい…)。
なんか納得できないのは、チュエン達がヤクザにならなかったとしても、誘拐は起こるしツェッドは不幸になるじゃん?っていう…
自分たちだけ良かったらいいですかそうですか…
これだけ分からないことの多かった原因は、
- 片手間にみてた
- わたしの理解力が死んでる
のほかにこれが一つじゃないかと思うのが
ネッフリの字幕ポンコツ問題
ネッフリの英語音声の作品につく字幕って、結構間違い多いんですよね。多分ダブルチェックとかしてないと思うわ。ダブルチェックしてないにしても、そこ間違える?っていうところ間違えてるから使ってる翻訳会社も問題かも。
なので中国語の訳も推して知るべしなんじゃないかと。
あと、台湾ドラマなのに、簡体字の字幕しかつかないのはなぜなのかしら。台湾ドラマには繁体字つけてほしい。