オープンハウスへようこそ
感想
山の中の一軒家はやばい。
あらすじ
父親の急死によって住むところにも困るようになったナオミ・ローガン親子は、ナオミの妹が所有する山の中の一軒家にある条件のもと、住まわせてもらうことになる。
その条件は
『日曜日は朝から夕方5時までオープンハウスのために家をあけること』
最初のオープンハウスの後、不可解な出来事が次々親子を襲い…
なぜか今をときめくディラン・ミネットさん主演。13の理由とかドントブリーズとかミネットさんの出てるドラマ・映画何本か見たけれどなぜ彼がこんなに重宝がられてるのか…
やっぱりダイバーシティの時代、イケメン長身金髪碧眼の白人はキャスティングしにくいとかあるんかな。
ミネットさん背も低いし、背が低いからといってザックエフロンみたいに肉体派でもないし、かといって演技もそんなにうまくないような…
なんか屈折した感じは良く出てるけどいっつも屈折しててもう見飽きたのよ。でもまあミネットさんなら多分あの大柄なおっさんと戦ってもサクッと負けるだろうなってリアリティはあるね。
この映画怪しげな人は何人か出てくるんですよね。
- 隣人と名乗るマーサ。夫が死んだと言ってみたり、生きてるわよ~いやぁねぇと言ってみたり、夜中にドアをノックしてきて私の家よ!と行ってみたり。なおマーサが住んでる家は出てこないので本当に隣人なのかは不明。家に異常な執着を見せる。
- ナオミがボイラー修理に呼んだハンディマン。ローガンがなくした(多分顔の見えない侵入者が盗った)スマホを地下室で発見。白人の体格のいいおっさんという犯人のプロフィールと一致するので犯人の候補ナンバーワン。
- 不動産屋の若者。終わったと思ってたオープンハウスの後、後始末に時間かかっちゃって!と物陰から飛び出てきてローガン親子と見てるこっちをびっくりさせた。だけ。多分ただの思わせぶり伏線。
- ナオミに気がありそうなショップ店員クリス。でも終盤殺されたので犯人ではありませんでした。強そうだったから呼んだのに…マジ意味なかった…。この人、こんなプライバシー守れそうな家にすみたくって~って、オープンハウスでもないときにやってきて意味ありげに地下室見に行ってそのままなんとなくいなくなったんだけどあれはなんだったんすかね。
全編を通じて音楽と雰囲気で怖いっしょ?!どう怖いよね?と言ってる映画だった。最近そういう映画多くない?確かに音は怖かったよ。でもすごい怖さが高まったところで最終的に出てくるのが局地的土砂崩れみたいなのが起こって行き止まりになった地下室っていうのはどうなの?家の強度が疑われて怖いけども。
色々思わせぶりなあれこれがあったあと、ついに襲いかかってきた侵入者に気絶させられたローガンは目がさめた後スマホスマホっつって、警察に通報しようとするんだけど(賢い)(ローガン絶対勝てない)、あーれーシムカードが抜かれていて助けが呼べません!ってなる。だめやん!
でも、どうやらシムカード抜かれても緊急通報はできるらしいんですよ。だからあれは電池パック抜かれちゃったことにした方が良かったんじゃないかな?間抜けだけどw
めっちゃ目が悪いローガンをコンタクトレンズなしでリリースして、さあ、ここで陸上選手だっていうのがきいてきて、山道を駆け下りてローガンだけは助かるんですね!
と思ったら目も見えてないし低体温症でヘロヘロのローガンはあっさり山中で殺されて、姿の見えない犯人はまた次のオープンハウスへ…
え、じゃあさ、犯人はどんな家でもオープンハウスさえやってたら良かったのかしら?オープンハウスやってる住人を殺すことに快感を覚えるタイプの犯人?あの家でないとだめっていう犯人だったらオープンハウス巡りはしないだろうし、でもそういうランダム犯人だとすると面白さ半減だよね。見てるこっちはなんでこんなことをするのかという謎が気になって見てるのに。
ランダムにオープンハウスを狙う犯人ならもっと犯行に面白さがほしいところ。
東京のアパートは人が入ってきたら秒で気づくし、キャーキャー騒いでたら速攻通報されるし、実に安心ですな!