ELI/イーライ
感想
スーパーナチュラルの1エピソードなら悪くない
あらすじ
『外の世界』のありとあらゆるものにアレルギー症状を示す少年イーライ。発症以来、部屋の中ではクリーンテントで、外にでるときは宇宙飛行士のようなスーツがかかせない。
一縷の望みをかけて、父親が見つけ出した、人里離れた場所にある治療施設にやってくる。
完全に外界から遮断された建物の中でひさしぶりに母親と抱き合ったり、シャワーを浴びたり普通の生活を送ったイーライ。
だが、治療はとてつもない苦しみを伴い、症状も改善を見せない。
そんな中、イーライは奇妙な現象に見まわれる…
苦手ジャンル悪魔もの。
悪魔って怖い??悪魔って日本で言ったら鬼?鬼出て来たらなんか可愛くない?
イーライに治療を施す医者とその助手が悪魔なのかと思いきや、彼女たちは悪魔払いを行おうとしていた聖職者で、悪魔は実はイーライっていう。チーン。
最終的に悪魔の力に目覚めたイーライは、父親、聖職者たちをさくっとぶっ殺し、外界から彼に接触していた不思議な少女(同じく悪魔)と、母親を僕に従えて悪魔悪魔した旅に出て終了~(最後いい加減に見てたから適当。父親に会いに行くっていってたかな?)。
イーライが外の世界にアレルギーっていうのは母親が彼を外に出させないように思いこませた嘘で(すごい有能…私も身につけて上司に私の給料を上げないと死ぬと思わせたい…)、ここは推測だけどイーライを授かるときに母親は悪魔と何らかの契約をしたか(不妊とかで)、父親が悪魔かのどちらかっぽい。
だから人間の父親がなーんかイーライに冷たいんですねぇ。
悪魔っていうのがちらつかされた瞬間に怖い度がガックーンと下がっちゃうのと、ジャンプスケアみたいなのが多用されすぎてるのと、イーライが殴りたくなるようなかわいくない子供なのとで、純粋な怖さの要素はかなり薄目。
なんとなーく、スーパーナチュラルっぽかったな。アナザー悪魔イーライ。どうでしょ。
ハネムーン
感想
触手系ホラーは男性のファンタジー
あらすじ
新婚旅行で、ビーの父親が所有する森の中のコテージにやってきたビーとポールの夫婦。到着してからご飯も食べずにイチャリング→そのまま寝込んだ二人に森から強い光が浴びせかけられる。
翌朝ポールが軽口で『子宮』と言った途端に様子がおかしくなるビー。
コテージ近くの寂れたレストランに向かうとビーの昔の友人ウィルとその妻のアニーに出会うが二人ともどこか様子がおかしい。
この出会いを境にますますおかしくなるビーの態度にビーとウィルの中を疑うポール。
そうこうするうちに夜中突然コテージから姿を消すビー。一体ビーに何が起こっているのか。
私の好きなホラーは、人間って人間の怨念っておそろしい…系の奴。
あんまり好きじゃないのは宇宙人、変な虫、悪魔出てくる系。
サーチライトとヌッチョヌチョが出てきた時点でこれは…嫌い系…と危惧したら嫌い系なうえにキモイ系だった!
ビーもアニーも宇宙人にアブダクトされて、子供を胎内に植え付けられてたんですね。
その子供を通じて、自身の記憶は徐々に奪われていき、それでも愛する夫を守りたくて宇宙人から隠そうとする=殺してしまう。
ポールの『子宮』という言葉に過剰反応したのは自分の子宮に宇宙人がエイリアンベイビーを植えつけていったのを知っていたからなのね。
なんか気持ち悪いだけで怖くないし、変なフェティシズムを感じて嫌な感じ。やっぱり俳優陣の見た目(華のあるなし含めて)が40点くらいの映画で佳作以上ってなかなかないね。
最初ビーがうざい系テンション高め女子だったからミザリー系ホラーかと思ったらまじめな役作りだったみたいw
オープンハウスへようこそ
感想
山の中の一軒家はやばい。
あらすじ
父親の急死によって住むところにも困るようになったナオミ・ローガン親子は、ナオミの妹が所有する山の中の一軒家にある条件のもと、住まわせてもらうことになる。
その条件は
『日曜日は朝から夕方5時までオープンハウスのために家をあけること』
最初のオープンハウスの後、不可解な出来事が次々親子を襲い…
なぜか今をときめくディラン・ミネットさん主演。13の理由とかドントブリーズとかミネットさんの出てるドラマ・映画何本か見たけれどなぜ彼がこんなに重宝がられてるのか…
やっぱりダイバーシティの時代、イケメン長身金髪碧眼の白人はキャスティングしにくいとかあるんかな。
ミネットさん背も低いし、背が低いからといってザックエフロンみたいに肉体派でもないし、かといって演技もそんなにうまくないような…
なんか屈折した感じは良く出てるけどいっつも屈折しててもう見飽きたのよ。でもまあミネットさんなら多分あの大柄なおっさんと戦ってもサクッと負けるだろうなってリアリティはあるね。
この映画怪しげな人は何人か出てくるんですよね。
- 隣人と名乗るマーサ。夫が死んだと言ってみたり、生きてるわよ~いやぁねぇと言ってみたり、夜中にドアをノックしてきて私の家よ!と行ってみたり。なおマーサが住んでる家は出てこないので本当に隣人なのかは不明。家に異常な執着を見せる。
- ナオミがボイラー修理に呼んだハンディマン。ローガンがなくした(多分顔の見えない侵入者が盗った)スマホを地下室で発見。白人の体格のいいおっさんという犯人のプロフィールと一致するので犯人の候補ナンバーワン。
- 不動産屋の若者。終わったと思ってたオープンハウスの後、後始末に時間かかっちゃって!と物陰から飛び出てきてローガン親子と見てるこっちをびっくりさせた。だけ。多分ただの思わせぶり伏線。
- ナオミに気がありそうなショップ店員クリス。でも終盤殺されたので犯人ではありませんでした。強そうだったから呼んだのに…マジ意味なかった…。この人、こんなプライバシー守れそうな家にすみたくって~って、オープンハウスでもないときにやってきて意味ありげに地下室見に行ってそのままなんとなくいなくなったんだけどあれはなんだったんすかね。
全編を通じて音楽と雰囲気で怖いっしょ?!どう怖いよね?と言ってる映画だった。最近そういう映画多くない?確かに音は怖かったよ。でもすごい怖さが高まったところで最終的に出てくるのが局地的土砂崩れみたいなのが起こって行き止まりになった地下室っていうのはどうなの?家の強度が疑われて怖いけども。
色々思わせぶりなあれこれがあったあと、ついに襲いかかってきた侵入者に気絶させられたローガンは目がさめた後スマホスマホっつって、警察に通報しようとするんだけど(賢い)(ローガン絶対勝てない)、あーれーシムカードが抜かれていて助けが呼べません!ってなる。だめやん!
でも、どうやらシムカード抜かれても緊急通報はできるらしいんですよ。だからあれは電池パック抜かれちゃったことにした方が良かったんじゃないかな?間抜けだけどw
めっちゃ目が悪いローガンをコンタクトレンズなしでリリースして、さあ、ここで陸上選手だっていうのがきいてきて、山道を駆け下りてローガンだけは助かるんですね!
と思ったら目も見えてないし低体温症でヘロヘロのローガンはあっさり山中で殺されて、姿の見えない犯人はまた次のオープンハウスへ…
え、じゃあさ、犯人はどんな家でもオープンハウスさえやってたら良かったのかしら?オープンハウスやってる住人を殺すことに快感を覚えるタイプの犯人?あの家でないとだめっていう犯人だったらオープンハウス巡りはしないだろうし、でもそういうランダム犯人だとすると面白さ半減だよね。見てるこっちはなんでこんなことをするのかという謎が気になって見てるのに。
ランダムにオープンハウスを狙う犯人ならもっと犯行に面白さがほしいところ。
東京のアパートは人が入ってきたら秒で気づくし、キャーキャー騒いでたら速攻通報されるし、実に安心ですな!
ATM
感想
コートとスマホはとりあえず持ち歩くべし。
あらすじ
なんかイマイチ風采のパッとしないデイビッド常にニヤニヤしてていい加減な性格のコーリー、かわいいパツキンエミリーの3人はインベストメントバンクの同僚。
密かに思いを寄せるエミリーが退職する夜に催されたクリスマスパーティーで奇跡的にナンパに成功するデイビッド。なのにニヤケ男コーリーが無理やりついてきて、おまけにお腹がすいただの、金がないだのいいだすのでまわりになーんもないATMに立ちよるとそこには恐ろしい罠が……。
うら寂しいATMで得体の知れない犯人に命を付け狙われる話。
ATMには通報するための手段もない、スマホも車において来ちゃった、デイビッドに至っては外がマイナス20度なのにジャケットもない、出ようとすれば襲ってくるし、中にいれば消火栓から引っ張ってきたホースで水責めされるし絶対絶命!
と、思いきやこの犯人の目的は『3人のうちの一人に罪を着せる』なのでビデオカメラのあるATMには絶対入ってこなかったんですねーーー。ほっといても。
ただ、最初の方犯人はずっとATM の裏口に細工を加えていたので、見てる方も犯人は中に入ろうとしてると思わされてたよね(表の入口はカードのない人は入れない)。
もしもデイビッドが最後すっころんで、肩車したエイミーが死ななければ、デイビッドを犯人に仕立てあげることは難しかったわけで、他にも幾つもの条件が偶然に満たされなければ犯人の思惑通りにならないっていうのはちょっと突っ込みたくなる要素かも。
ところで、犯人は夜中の12時近くまで寒風吹きすさぶATM 周辺でずっと待ってたのかな。我慢強くね笑
3人対1人だから冷静に考えればいっぺんに外に出てバラバラの方向に走って逃げれば助かるような気もするけど、私足遅いからそれ嫌だな。最初に殺されそう。
恐怖で頭が回らなくなった状況では、理性的な判断を下すのが難しくなって、自滅の方向に突っ走っちゃうっていうのが言いたかったんでしょうか。無理やり解釈すると。
3人の中ではコーリーが普通に最初から最後までうざい奴なんだけど(間違えて殺してしまったATM の管理人の着てるジャケットを奪い取るところなんて最低じゃない?デイビッド、Yシャツ一枚だぜ?貸してやれよ)デイビッドはやけにコーリー思いで、why ブロマンス?と思ってたけど、コーリーを助けるためにやったあれこれがその後の伏線になってたのね(エミリーを突き飛ばしてる用に見える映像・ポケットから酒の瓶が出てきて着火を思いつく)。
水浸しになりつつあるATM のなかで、瀕死のコーリーを一生懸命台に載せようとするのは笑ったw
もう死なせてやれよwって
オチとして、誰か(多分デイビッド)が低体温症になるっていうのがあると思ったけど予想が外れた。マイナス20度で、上着なし、その上途中からはびしょ濡れであれだけ動けるって君らは超人か?
ウルフオブウォールストリート
感想
家族と一緒に見るべきではない。
あらすじ
学歴もコネもない結婚したばかりの22歳の若者ジョーダン・ベルフォートは野心を胸に証券会社に入社。
昼食に高級レストランでコカインを堂々と吸い、客を搾取の対象としか考えないクレイジーなボスから教えられた株取引の極意『客に現実を見せずに株を売り続けろ』を実践し、ドラッグとセックスにまみれた生活を送りながら成功を収めていくが…
ストックブローカーというよりかはただの詐欺師味…
ジョーダンも彼がリクルートしてくる仲間も、人のお金を巻き上げては悦に入るような共感性の低いサイコパスばかりで、早く破滅しないかなーばっかり考えてた三時間。
金融商品を売ってる人たちへの嫌悪感と、儲け話で儲かることはないという認識が今一度自分の中でビルドアップした…
ジョーダンの人を洗脳するような、人の思考を無理やりシャットダウンする暴力的な話し方とか、どこにでも売春婦を連れて行ってドラッグを決めた上でのバカ騒ぎは見てるだけでウンザリするし、描写も相当下品なので一緒に見る人を選びますね。思春期のお子さんと親御さんみたいな組み合わせとこの映画の親和性は最悪です。
結局色んな罪状で捕まってジョーダンは服役したわけだけど、刑務所の中だって金がものを言うとうそぶいてて、こういうタイプの話でありがちな、人を騙しまくってきた金の亡者が何かのきっかけで更正する、みたいな流れは皆無。
その仕事に関わっている人はそうじゃないっていうかもしれないけど、普通の人に金融商品売るって多かれ少なかれ、無知な奴から金を巻き上げてやろうっていう気持ちがベースにあるんじゃないかしら。儲かるんだったら人に売らなくない?ファイナンスの世界にはこういうサイコパス味ある奴がいっぱいいるんだろうな。
3時間は長かったし、しつこい乱痴気騒ぎをカットしたらもっとギュッとした映画に出来たんじゃない?とも思ったけど、これでもかこれでもかと続く乱れた生活の中でジョーダンや彼の周りが感じてたかもしれない、現実感のない、疲れてるんだけど羽目を外しまくることを止められない、その感情を観客も追体験できる長さだったのかも。
嫌な奴感をガンガン出しつつ、パワフルに演じたディカプリオさんはやっぱりすごいと思いました。処方薬のオーバードースでラリってそれでも家に帰ろうとカントリークラブのロビーから自分の車まで尺取り虫みたいに移動する場面なんか最高だったわ。長かったけど。
THE VAULT金庫強奪
感想
ジェームズフランコ、何でこの映画出たん?
あらすじ
賭けに負けて負債のあるマイケルとその姉妹アンド良く関係性の分からない男二人が、過去に陰惨な強盗事件のあった銀行に押し入り、従業員・客・居合わせた警官を人質にとる。
銀行には、彼らが思っていたほどの金がなく焦る彼らに業務部長と名乗る男が地下に金庫があると教えるのだが…
ジェームズフランコくらいになったら、出演作品は選び放題かと思ってたんですが、そうでもないのかな、と思いを馳せた一作。
それくらいグッダグダ!
まずフランコさん以外の出演者が、誰かの下位互換バージョンみたいな雰囲気で、さすがフランコさんはフランコさんだわと謎の感心した。
フランコさんの風貌が80年代だったり、皆の頭に袋を被せてお互いが見えないようにしたりとか、色々伏線をはってはいるんだけど、如何せん肝心の『地下室に巣くう何か』とそれが襲いかかってくる様、どうにも逃げ場がない状況もどれも緊迫感に欠けるし全く怖くない。なんか途中あーでもないこーでもない誰それー!どこー!みたいな場面が続いた時は、…何やってんのかな…ってチベットスナギツネみたいな顔になっちゃった。
後ねー、兄弟三人が全然似てないし、顔が似てないにしても同じ家で育って、兄弟のために銀行強盗までするような繋がりが全然感じられないんですよ。
そもそも、賭けで負けて借金をこさえてその解決方法が銀行強盗…。兄弟のうち誰かとめろよ。
それと最初お客として来てた?アル中刑事はなんで外で張ってたん?アメリカでは警察によるああいう警戒行動があるんでしょうか。なんかそういう説明されないシチュエーションも多かったよな。途中で脚本が変わったり編集の方針が変わったりとか色々あったんでしょうか。
ネタバレ
強盗どもを地下に誘導してみんなのピンチを救った(のか?なんか途中もっとお金取るのを諦めて帰りそうになったときに黙っとけばそのまま解放されたんじゃ…)フランコさんは、ビデオにも写っておらず、長い間在籍する社員も見たことないという。そう、フランコさんは30年前に起きた残虐な銀行強盗事件の被害者だったのです。途中刑事の無線に混線してきた警察への通報は、30年前のフランコさんがかけたお電話だったんですね(直後に殺害)。
って納得しかけたけど、なんで?なんでフランコ出てきたん?銀行強盗があるとつい出てきちゃうん?それともあれか、銀行強盗には律儀にリベンジ決めていくスタイルなのかな。結構インターバルあくよね?
さて、ニュースでは犯人は全員死亡と言ってましたが(あれなんで?適当に数えたの?)お金をもって逃げた姉妹、ミドルオブノーウェアみたいなところで落ち合い、ひとしきり口喧嘩→多分死んでる兄か弟を悼んでとりあえず仲直り→あら、クルマがエンストしたわ?ちょっとボンネットあけてみましょ→エンジンはかかったけど、ラジオからいくら変えても同じ曲が…ひぃー!ボンネットを覗き込む妹の後ろに迫る30年前の強盗の影!殺されるぅー!っていう…
まずさ、よくあんな所で落ち合えたね。あの金髪顔刺青妹はずーっと待ってたの?トイレとか行ってる間も気が気じゃないよ。あと言い争いも悲しみも仲直りもリアリティがない。だからもう最後に殺されちゃっても、特段、感情もわかないですね。
よく分かんないのが、30年前の強盗は行方不明という話だったけどやっぱり死んでたんですかね?幽霊っぽかったよね?まあそんなところまで突き詰めて作ってないんだろうな。
あと、どうしてもこれだけは言いたい。
金庫、強奪してないからな。
Nowhere Man 罪夢者 1-8集(ネタバレ)
黒道もの(ラブ<3)かと思って見出したらなんか予想とすごく違った...
台北にすむそれぞれの理由で社会的にハンデを負った若者←が、陰謀にはめられて死刑囚となり、10年がたったときに、一度も顔を見たことのない息子が誘拐されて脱獄を決意。しかしそこには更なる陰謀が彼らを待ち受けていて…という話なんですが
若者...わか...わ…若く見えないよ!!
物語のスタート時点で全員30代半ば~にしか見えない。無理です。無理があります。
主人公チュエン。原田泰造ととくダネリポーター岸本哲也さんを足して2で割ったような顔をしているので何をしてても、泰造がキスしてる…岸本さんに子供ができた…と思ってしまった。まあそれは他の人にも言える。むしろアジアドラマ全般だいたい誰もが日本の芸能人の誰かに似てるのでそのイメージ引きずってしまう。やくざになりつつあるんだけど、人間性的には善人で仲間思いというキャラ設定。ウィキペディア見たらデビューしたてのころ藍色夏恋にキャスティングされてたと書いてあって、え、そりゃチェン・ボーリンに変えるわな…と思ったわ。もしかしたら昔はかわいい顔してたのかもしれないけど…(懐疑的)。この人とか、王陽明とかは日本ではあんまりウケない系の顔長イケメンだよなとおもってる。日本だったら寿司職人か大工の役しか回ってこなそう。
チュエンの彼女→妻のジンファン。チュエンなんかとつきあったばっかりに非常に不幸な役回り。詳しく書かれなかったけど多分チュエンはじめその周辺の人間とは昔からの知り合いかご近所さん?優しくて芯の強い、でもやっぱりシングルマザーならではの弱さもある、役の中では一番共感できるところがあった。それにしてもチュエンといいジンファンといい台湾ドラマで役者の芸名と役名の響きが似てるのはこれはわざとなの?それともただの偶然?
チュエンのお友達シャオサン。ちゃらイケメン。将棋?がうまいのでアホっぽいのはそう見せてるだけ、みたいな感じかと思ったけど正直頭がいいところは発揮してなかったような…
母親が男をとっかえひっかえしてるところを見て育ったので女ったらしだけど、女を信用してない部分あり。
身体が最高!
大事なのでもう一度、身体が最高!
チュエンのお友達アグイ。障害のある弟思いの優しい兄貴。胸毛、胸毛、胸毛。
なんかそれ以外はよく分かんなかった。捕まらなかった人ってだけ。
クラブホステスのち組織の実力者、バイラン。ヅカオタしか知らないと思うけど、元花組・娘役、花野じゅりあさんにそっくり。
最初出てきたとき、花野じゅりあさんかと思って超驚いた。そして、彼女、25歳くらいかと思ったら、よよよよよよんじゅうにさい…
台湾のネットで防腐剤飲んだとか言われてるのが納得。
大学生→ホステス→ヤクザの親分(悪人)ワンの愛人という転落のような上昇のような人生を送りつつ心の中ではシャオサンのことがずっと好き。
最後2エピソードくらいはあなたが主役でしたよね?っていう美味しい役所ジーズ(ツェッド)。誘拐された子供なんだろうと思ってたらやっぱりそうだった。なんだか笑顔が不気味で、髪型でその時のキャラをがらっと変えて見せたのが良かったなー。後は、役者ってすごい…と思ったベッドシーン…びっくりして一時停止しちゃった。別によく見ようとした訳じゃなくw
その他には、
- 最初で死んじゃうけどその後何かとキーパーソン、先輩死刑囚タン。
- 寡黙な刑事ヤン。切れ者という設定で、実際いつも何かに気づくんだけど、気づくの遅いんだよねw
- アグイの弟フーシン
などなど
文化の違いなのか、黒道という描く世界が特殊なせいなのか、はたまた脚本が破綻してるのか、大まかな話の流れは分かるんだけど要所要所???ってなるところが多々あり。
なぜかしつこく差し挟まれる友情万歳茶番
チュエンの古いおベンツで皆でドライブしてキャフフ、刑務所でも最初は対立した受刑者と和解してキャフフ
…これはなんなの?友情って最高だよね!っていうメッセージなの?犯罪者にも社会生活はある、っていうことなの?それはそれで良いけど長すぎ。早送りしたわ。
アクションシーンが長い。とにかく長い。もう分かった…分かったから…
バイランが黒幕だと気づいて(なんで気づいたんだっけ)、悪い人しかいないレストランに乗り込んでからの、チュエンと小悪人たちの立ち回り。
…
……
長 い
そもそもアクションシーンに興味がないせいもあるけど、それにしても皆弱すぎじゃない?ねぇ?あんなに一杯いたら皆で飛びかかったらどうにかならない?
早送りしたけど、それでも長かったわ。
長い長いアクションシーンのあと、最終的に失神したチュエンを闇医者みたいなところに連れてく刑事ヤンは一体どこから現れたの?バイランに呼ばれたの?あの時逮捕しちゃえばいいんじゃね?
前触れなくガチ切れする台湾人男性
気持ちの行き違いがあると、瞬間的にぶち切れ人を、物を、殴る蹴る!
これはヤクザだからそういうキャラ設定なのか。
でも台湾ドラマ全体的に、優しそうな役なのに、大声で突然怒鳴るってあるよね。そういう反応が別に悪くないっていうカルチャーなのかな?
落ち着いてお互いが知ってることを出し合って話し合ってたら最後皆まとめて殺されることもなかったと思うよ…
台湾ドラマ、雰囲気出したいだけの場面大杉
特にウンザリしたのが、駅に爆弾が仕掛けられたっていう情報で爆弾処理班が出動する場面。あんな小芝居する必要あります?そして爆弾処理班って一人しかいないの?あんな原始的な方法で爆弾処理するの?X線とかで不審物の中身見ないの?まじ?
警察無能に描かれすぎ&法律はいずこ問題
ありとあらゆる場面で警察は下手をこき、刑事も勝手気ままに一人で行動、捜査。特に鍵のかかった捜査員の作戦室みたいなのに、銃でガラスを撃って無理やり入るところなんか、タイーホ!早くタイーホして!と思ったわ。
普通受刑者が脱獄したらその家族なんて関係先としてびったりマークされるんじゃないのかな?ジンファン普通にチュエンに会いに来てて監視網はどんだけザルやとびっくり。
それと誘拐事件でも会長のふりをした運転手をまんまとさらわれるし。警察がついてきた意味よ…
誘拐事件にしたって、色んな証拠とか詰めていけば、3人が犯人じゃないって分かるはずなのに、台湾の警察と司法はそんなに適当なんでしょうか…。
そのほかの疑問ポインツ
- 色々バックグラウンドを説明せずに、時間軸も現在と過去を行き来するのが、意図的何だろうけどいいのか悪いのか。色々伝わらなかっただけじゃないかという気も。
- 挿入歌の台語歌謡、すごく良い歌だけど、歌に説明させすぎじゃない?w
- 誘拐事件に巻き込まれる夜、全員持ってるのがポケベル。なぜポケベル…?2009年ってもうiPhoneの時代だったよね?台湾のヤクザはポケベルなの?
- なぜチュエンとシャオサンは一回放置した運転手と子供をまた連れ回したの?あれしなかったら運転手も助かった可能性ない?病院に連れてく気があるならさっさと連れて行けばいいのに…もしくは見つけた場所に放置の方がまだ良かったような。すぐ警察も来てたし。なんかここら辺は全く行動の理由が不明。無駄に警察から逃げ回って、子供を見つけた現場に戻ったあと、瀕死の運転手をボッコボコにしたのはなぜ?あの時点で運転手を殺したら自分たちの無罪が証明できないし、何より警察に包囲された状態じゃ死体を隠すこともできないし…。後々、チュエンが独白したように、パニックの末の自分でもイミフな行動てことなの?乱暴すぎない?
- ヤンはジンファンのことが好きで、二人はそういう関係だったのか?なーんとなく二人の雰囲気からただの息子の親代わりのおじさん以上な感じを受けたんだよね。船に私の息子が乗ってる、っていうのもただ単に息子的存在ってことなのか…
- タンはチュエンの父親なのか?それともタンが殺したチュエンの母親の愛人が父親なのか?はっきり言わなかったよね。
- アグイ、シャオサンと続けて殺されている間もグーグー寝てる(眠らされてる)チュエン。夢の中で、タンが起きろ!今だ!みたいなことを呼びかけるから、ここで目を覚まして華麗にツェッドをやっつけるのかと思ったら普通に殺されてたwそしてそもそも誘拐した息子を殺すつもりはツェッドになかったぽいし、なんなんあの呼びかけ。
- 小川号、怪しいと最初から思ってて刑事載せるくらいなら出航させなきゃよくない????このままでは領海を出てしまう!って、船長と連絡取れてるなら領海をグルグルまわらせとけばよくない???謎だ…
そして、息子を守って(もないけど)さわやかにあの世に旅立ったチュエン…と、思ったら…
( ゚ ▽ ゚ ;)エッ!!
まさかの、ゆ、夢落ち?!?!
目が覚めたら、ジンファンにプロポーズしたあの日の映画館!やったー、皆も生きてるぞ!人生やり直しだ!
って、おい!
まあ匂わせるところは、タンがチュエンのリアル父親で、道を踏み外させまいとして見せた夢か、それとも本当に死んだチュエンが、『こうだったらいいのにな♪』と思ってる妄想の世界か(だったら悲しい…)。
なんか納得できないのは、チュエン達がヤクザにならなかったとしても、誘拐は起こるしツェッドは不幸になるじゃん?っていう…
自分たちだけ良かったらいいですかそうですか…
これだけ分からないことの多かった原因は、
- 片手間にみてた
- わたしの理解力が死んでる
のほかにこれが一つじゃないかと思うのが
ネッフリの字幕ポンコツ問題
ネッフリの英語音声の作品につく字幕って、結構間違い多いんですよね。多分ダブルチェックとかしてないと思うわ。ダブルチェックしてないにしても、そこ間違える?っていうところ間違えてるから使ってる翻訳会社も問題かも。
なので中国語の訳も推して知るべしなんじゃないかと。
あと、台湾ドラマなのに、簡体字の字幕しかつかないのはなぜなのかしら。台湾ドラマには繁体字つけてほしい。